思春期の喘息死
思春期の喘息死亡率はなぜ高いか?
わが国におけ喘息死は、減少傾向にありますが、欧米に比べるとまだ高値です。。小児においての喘息死亡率は、0~4歳では順調に減少していますが、思春期においては増加傾向を示しています。
喘息死に関係する要因としては、適切な受診時期の遅れ、予期せぬ急激な悪化が多いようです。適切な受診時期の遅れをきたした要因としては、患者や家族の発作重症度判断の誤り、「ハンドネブライザー(サルタノールエアゾル、アスミドンエアー、メプチンエアー、ベロテックエアゾル、アロテックエアゾルなど)」への過度の依存が考えられます。
喘息死にいたる最終発作は、急激な経過をたどることが多く、着院死が約半数を占めています。