中学生で身長が低い場合
思春期で身長が伸びず、クラスでも背が低い集団にいる場合、性ホルモンの分泌が年齢相当であると、最終身長が低くなる可能性がかなり高くなります。この極端な例が「低身長思春期発来」です。
一般に二次性徴を自覚するのは、男児で陰毛発生、女児で乳房発育ですが、その時に身長が低いと、最終身長が平均より低くなる可能性が高くなります。女児の場合、初潮が始まると骨端線が急速に閉鎖するので注意が必要です。
身長が低くい時期に性ホルモンの分泌が盛んになった場合、骨端線の状態(骨年齢)と二次性徴の程度(進行具合)により、身長を改善することが可能な場合があります。
骨年齢が男児15歳以下、女児14歳以下であれば、治療(性腺抑制療法など)により身長が伸びる可能性があります。
身長の低さに悩んだ場合は、まずは受診して診察と検査を受けることです。後悔する前に受診する勇気が必要です。診療に時間がかかるので、「思春期成長障害」で予約をお願いします。
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平成28年度 年齢別の平均身長
学年・年齢 | 男子(cm) | 女子(cm) |
幼稚園・5歳 | 110.4 | 109.4 |
小学校・6歳 | 116.5 | 115.6 |
小学校・7歳 | 122.5 | 121.5 |
小学校・8歳 | 128.1 | 127.2 |
小学校・9歳 | 133.6 | 133.4 |
小学校・10歳 | 138.8 | 140.2 |
小学校・11歳 | 145.2 | 146.8 |
中学校・12歳 | 152.7 | 151.9 |
中学校・13歳 | 159.9 | 154.8 |
中学校・14歳 | 165.2 | 156.5 |
高等学校・15歳 | 168.3 | 157.1 |
高等学校・16歳 | 169.9 | 157.5 |
高等学校・17歳 | 170.7 | 157.8 |