低身長・二次性徴・思春期内科 // みらいクリニック(新座市)

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み ら い ク リ ニ ッ ク

~小児科を中心とした地域医療と思春期医療のクリニックです(一般内科外来もあります)

心身症(身体表現性障害)とは?



 驚くと心臓がドキドキしたり、悲しい時には食欲がなくなり、緊張するとおしっこが近くなるなど、誰でも経験することです。これは心の動きが自律神経を介して体に反応を起こしているからで、一時的なものでしばらくすると元に戻ります。
 強いストレスが加わると感情中枢が興奮し、緊張、不安、欲求不満など情動の変化によって自律神経の働きが乱れ、ホルモン分泌のバランスがこわれます。そして過敏な弱点のある器官が反応します。このようなストレスが繰り返し起こると症状が固定化して、器質的な病変まで起こり、心身症となります。心と体を結びつけるのは、感情中枢、自律神経系、内分泌系であり、精神的原因で身体症状を発症する病態を心身症(身体表現性障害=社会心理的疾患)と言います。
 学童期の心身症は、発達の未分化による心身症状が目立つのが特徴です。一方、思春期の心身症は、機能的障害を呈する心身症が多いのが特徴です。

学童期の心身症

 反復性腹痛、気管支喘息、チック、起立性調節障害、ヒステリー、頭痛、めまい、心因性嘔吐、下痢、頻尿など。

思春期の心身症

 過敏性腸症候群、過換気症候群、円形脱毛症、消化性潰瘍、起立性調節障害、睡眠障害、過食症、神経性食思不振症、頭痛、頻尿など。

心理的因子

 心身症の発症に関与しうる心理的因子が生じやすい状況として、次のような状況が考えられます。
①家庭要因:家族関係(母親・父親・兄弟・姉妹・祖父母など)、保護者の問題(不和・離婚・不倫など)
②社会的要因:友人との関係(親友・嫌な友人・表面的にやさしい友人・いじめなど)、教師との関係(担任・部活顧問・その他の教師)、部活動、校外活動(サークル・学習塾など)
③本人自身の要因:発達面の問題(精神的発達・身体的発達・二次性徴)、性格傾向の問題

子どもの変化

 子どもに次のような変化がみられるようになった時、何らかの心理的因子が生じているものと判断できます。
①急に元気がなくなる、疲れやすくなる。
②急に落ち着きがなくなる、ものごとに熱中できなくなる。
③家族との接触をさけるようになる、部屋に閉じこもりがちになる、無口になる。
④両親とくに母親に甘えるようになる。
⑤両親とくに母親に反抗的になったり、乱暴したりするようになる。
⑥食欲がなくなる、小食になる。
⑦眠れなくなる、目覚めが悪くなる。
⑧服装の好みが変わる、服装にこだわらなくなる。
⑨遊び相手が変わる、帰りが遅くなったり外泊するようになる。
⑩勉強への意欲がなくなる、成績が下がる、その他からだの不調を訴えることが多くなる。

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