神経性咳嗽
心因性咳嗽とも言われ、喀痰を伴わない乾性咳嗽が日中、とくに周囲に人がいる場合に多く聞かれます。しかし夜間にはなく、睡眠が障害されることもありません。
長期間続く咳嗽で、咳そのもので苦しんでいるというより、咳をすることが苦しいというようにみえます。
特徴は?
①反復性で連続的に長期間(1ヵ月以上)続く乾性咳嗽。
②咳嗽は日中に激しく、睡眠中は消失します。
③咽頭発赤以外に所見はなく、検査所見に異常を認めません。
④注意深く観察すると環境の変化で咳嗽の軽快や悪化がみられます(医師の前で咳き込む)。
⑤上気道炎などの先行疾患が認められます。チックの既往歴や併発していることが多くみられます。