起立性調節障害
身体の発育が著しい前思春期から思春期にかけて多くみられる自律神経失調症の一つで、下記のような症状がみられます。
①立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい。
②立っていると気持ちが悪くなる、ひどいと倒れる。
③入浴時、あるいは嫌な事を見聞きすると気持ちが悪くなる。
④少し動くと、動悸あるいは息切れがする。
⑤朝起きが悪く、午前中調子が悪い。
その他に、顔色不良、食欲不振、腹痛(臍仙痛)、倦怠感、頭痛などがみられることもあります。これらの症状は、4月から7月頃に多く、一学期に生じやすい特徴があります。最もよく見られるのは小学校や中学校で朝礼の際に気分が悪くなって保健室で休む児童・生徒で、このような場合に起立性調節障害を疑います。