不登校とは?
不登校とは?
勉強に対する怠けでなく、本人が登校しなければいけないと思っていても登校できない状態です。登校できないことで、本人も家族も非常に悩み、苦しんでいます。器質的または機能的疾患ではありません。
症状は?
全身倦怠感、腹痛、頭痛、気分不良、食欲不振、嘔吐、下痢、咳嗽、動悸などを示す場合が多いのですが、特に自覚症状はなく、どうしても学校に行けなくて精神的に苦しんでいる子供たちもいます。
鑑別すべき疾患(状態)は?
起立性調節障害(心身症)、過敏性腸症候群(心身症)、睡眠障害、学習障害、自閉症、怠学、気分変調症(躁鬱病)、思春期統合失調症、人格障害、てんかん、脳腫瘍等と鑑別することが重要です。但し、心身症や睡眠障害、うつ状態が合併することもあります。
非行ですか?
「不登校」は悪いことでもなく、非難されることでもありません。うしろめたく思ったり、恥らったりするような問題でもありません。非行や問題行動でもありません。その子のひとつの性格と考えるべきです。