マイコプラズマ感染症に何回(4ヶ月間に3~4回)も罹る?
患者さんは外来診察時にマイコプラズマ迅速検査(血液検査)で頻回に陽性(罹患)になりマイコプラズマ肺炎と診断されたようですが、 従来の迅速検査(マイコプラズマ抗体定性)では感染初期から治癒後1年6ヵ月まで陽性を示すことがあるので、最初の感染から持続して陽性化しており、 2回目以降は、マイコプラズマ感染症は否定的です。 この検査の特異度は低い(約50%)ので、確定診断にはペア血清(2~3週間隔で採血)での診断が必要です。
平成25年8月1日にインフルエンザ検査と同じで、咽頭拭い綿棒を使って抗原を調べる迅速検査(マイコプラズマ抗原定性)が発売され、外来で約15~20分で検査することが出来るようになりました。 この検査の特異度は高く(約90%)、マイコプラズマ感染症以外の疾患で陽性を示す事はほとんどありません。
「子供の病気」の「マイコプラズマ感染症」を読んで下さい。