女性ホルモン
女性ホルモンとは?
女性において女性ホルモン(エストロゲン)は、思春期に分泌が活発になり、その結果、急速に身長が伸び始めます。 一方で、骨端線を閉鎖させる作用もあります。その結果、男性よりも女性の方が、思春期における身長の伸びは早いのですが、 骨端線が早く閉鎖する為、最終身長は、女性の方が低くなります。
女性ホルモンは、思春期女性における二次性徴の発現(乳房の発育・陰毛の発生・性器の発育)をもたらしています。
思春期遅発傾向にある場合、エストロゲン製剤を投与することで、二次性徴の発現を起こすことができます。
エストラジオール(E2)
エストロゲンと総称される卵胞ホルモンのなかで最も強い活性を持っています。卵胞刺激ホルモン(FSH)の刺激により卵胞から分泌されます。一部は副腎と男性の精巣から分泌されます。思春期になると乳房・陰毛や子宮の発育や成熟を促進します。
血中エストラジオールは、思春期前(TannerⅠ)から成熟期(TannerⅤ)までの間に6.8倍の増加を示し、初潮時にピークを示します。乳房発育の始まった思春期初期にFSHのレベルが上昇するのが特徴です。
女性化作用のある薬剤(自費)
①女性ホルモン剤(内服)の場合、プレマリン錠0.625mgを毎晩1~2錠または、隔日晩1錠を内服します。
プレマリン錠0.625mg