最終身長の予測
最終身長とは、それ以上身長が伸びなくなった時の身長の事を言います。普通は、1年間の身長増加が1cm以下となった時の身長が最終身長とされています。成人になった時の身長がどのくらいになるかという事を、小児のうちに予測する事は重要な事ですが、大変難しい問題です。最終身長を予測する方法はいくつかありますが、これらの方法の大部分は、正常小児(健常小児)のデータに基づいて作成された予測式です。
最終身長の予測には、骨年齢等のデータが必要ですが、家庭でも簡単に行える方法もあります。
家庭で簡単に行える方法は、種々の統計データを用いて、日本人のtarget height(両親の実測身長から推定される子どもの最終身長)を設定し、1990年に報告された方法です。
男子:[PH+(MH+13)]×1/2+2
女子:[(PH-13)+MH]×1/2+2
PHは父親の実測身長で、MHは母親の実測身長です。target range(target height±2SD)は男子target height±9cm、女子target height±8cmに設定されています。