10代後半で
身長が低い場合
身長が伸びるかどうかは、骨年齢(骨端線の状態)に左右されます。骨端線が完全に閉じていれば、内科的治療(内服薬・注射薬)で身長を伸ばす事は不可能です。しかし、骨端線が閉じてなければ、身長が伸びる可能性はあります。
骨端線を閉じさせない方法、すなわち、骨年齢を遅らせる方法としては、性腺抑制療法があります。この方法は、性ホルモンの分泌を抑制する事で、骨端線の閉鎖を遅らせます。同時に二次性徴も停止します。
男性の場合は、性腺抑制療法に蛋白同化ステロイド剤(男性ホルモン剤)を併用することで、身長を伸ばす効果が期待できます。女性の場合は、性腺抑制療法が主体ですが、蛋白同化ステロイド(男性ホルモン剤)を6ヶ月程度を限度に併用する場合があります。
全て自費治療になります。詳細については、受診時、医師に相談して下さい。
平成28年度 年齢別の平均身長
学年・年齢 | 男子(cm) | 女子(cm) |
幼稚園・5歳 | 110.4 | 109.4 |
小学校・6歳 | 116.5 | 115.6 |
小学校・7歳 | 122.5 | 121.5 |
小学校・8歳 | 128.1 | 127.2 |
小学校・9歳 | 133.6 | 133.4 |
小学校・10歳 | 138.8 | 140.2 |
小学校・11歳 | 145.2 | 146.8 |
中学校・12歳 | 152.7 | 151.9 |
中学校・13歳 | 159.9 | 154.8 |
中学校・14歳 | 165.2 | 156.5 |
高等学校・15歳 | 168.3 | 157.1 |
高等学校・16歳 | 169.9 | 157.5 |
高等学校・17歳 | 170.7 | 157.8 |