薬の飲ませ方
乳児の場合
水薬は白湯で薄め、粉薬は少量の白湯でダンゴ状にして上顎内側にこすりつけ、その後、白湯やミルクなどを与えます。粉薬を溶かす時は一口で飲める量にします。
1回分のミルクに粉薬を混ぜると、全部飲まなかったり、ミルク嫌いになったりしますので、少量のミルクに溶かして薬を与え、それからおいしいミルクを与えます。
幼児の場合
水薬は水で少し薄めて、粉薬はなるべく他のものに溶かさないで、そのまま与える習慣をつけましょう。薬を嫌がる時は、本人が納得すれば何に混ぜても構いません。
牛乳・ヨーグルト・アイスクリーム・ジャムなどに混ぜると苦味がやわらぎます。
スポーツドリンク・ジュースに混ぜると、かえって苦味が強くなる事があります。
市販のシャーベットや市販のチョコレートに溶かして固めて与えても構いません。一口で食べれる量にします。
1日3回はいつ飲ませるのか?
食事時間に関係なく、起きている時間を三等分、を目安にして下さい。
例:朝8時ごろ・昼2時ごろ・夜8時ごろ
食前それとも食後?
食後は満腹で飲まなかったり、食べたものと一緒に吐いてしまう事もあるので、授乳直前や食前に飲ませるようにして下さい。
次の診察は?
指示された日、薬のなくなる日などに受診して、余病を起こしていないかを診てもらいましょう。薬だけくださいと言うのは、重い病気を見逃すもとですからやめましょう。
元気が無くなったり、何度も吐く、咳きで眠れないなど、いつもと違うと思ったら早めに受診しましょう。