過食症
過食症と一般的な大食いの違いは、むちゃ食い(多量の食物を急速に摂取する)の頻度が問題になります。過食症と診断するには、少なくとも3ヶ月間、最低1週間に平均2回のむちゃ食いがあることが重要です。この場合、体重に対するこだわりはないとはいえませんが、それ程極端ではないようです(神経性食思不振症の一時期にも同じような状態がみられます)。
患児は食行動の異常に気づき、内閉的で、抑うつ、いらいら、自己卑下などの精神症状、手首自傷行為、家庭内暴力、薬物大量服用、万引きなどの衝動的な問題行動が多くみられます。
1.むちゃ食いのエピソードの反復
2.むちゃ食いの時間中、摂取行動を自己抑制できない
3.体重増加を防ぐ為に自ら嘔吐、下剤の内服、激しい運動を行なう
4.少なくとも3ヶ月間、最低1週間に平均2回のむちゃ食いのエピソード
5.体の形や体重についての関心のあり過ぎが特徴