低身長・二次性徴・自費・治療・性同一性 // みらいクリニック(スマホ版)

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み ら い ク リ ニ ッ ク
小児科を中心とした地域医療と
思春期医療のクリニックです
(一般内科外来もあります)

休診日:木曜日・日曜日・祝日他
(水曜日は、午後休診です)

男性ホルモン

男性ホルモンとは?

 男性ホルモン(アンドロゲン)は、男性を男性らしくする作用をもつ各種のステロイドホルモンの総称で、その中で最も分泌量が多く、作用も強いのがテストステロンです。
 テストステロンは睾丸の間質細胞で作られ、血液で全身に運ばれます。 主な作用は、男性性器の発育と機能の維持です。性器の発育、体毛・陰毛・髭の発生、変声、射精・夢精、性欲の高まり、 筋肉・骨格の発育など、思春期に現われる男性二次性徴は、血中のテストステロンが急激に増えることによって起こります。

テストステロン

 男性において、主に黄体形成ホルモン(LH)の刺激で、精巣より分泌され、思春期において、陰茎の増大・陰毛・声変わり(変声)などの二次性徴を発現・成熟させます。一部副腎および女性の卵巣からも分泌されます。
 男児の思春期の成熟段階の把握に有用ですが、LHの分泌に影響される為に夜間上昇します(深夜から早朝にかけて上昇します)。

男性ホルモンと性犯罪

 男性ホルモンの分泌と攻撃的な傾向には関連があるということは広く知られており、男性ホルモンの分泌過剰により性的衝動を起こしやすい。 同世代よりも性的に成熟傾向にある「性早熟傾向」では、女性に対して強い好奇心や強い欲望を感じ、『わいせつ行為(少年犯罪)』を起こす事があります。 アメリカの性犯罪者更生プログラムにおける化学的・外科的去勢は、この理由により行なわれています。
 「性早熟傾向」の診察方法として、全身や性器の成長程度を診る事(視診・触診)が必要で、疑いが強い場合は血液検査を行ないます。また、詳細を確認する為に写真撮影を行ないます。

男性化作用のある薬剤(自費)

①蛋白同化ステロイド剤(内服)の場合、プリモボラン錠5mgを毎晩1~5錠内服します。
②男性ホルモン剤(内服)の場合、エナルモン錠25mgを毎日1~2錠内服します。
③男性ホルモン剤(注射)の場合、テスチノンデポー筋注用125mgを1~2週毎に1本筋注します。

B_Dl.gifプリモボラン錠5mg

B_Dl.gifエナルモン錠25mg

B_Dl.gifテスチノンデポー筋注用125mg

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