低身長・二次性徴・自費・治療 // みらいクリニック(スマホ版)

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み ら い ク リ ニ ッ ク
小児科を中心とした地域医療と
思春期医療のクリニックです
(一般内科外来もあります)

休診日:木曜日・日曜日・祝日他
(水曜日は、午後休診です)

帯下・外陰部掻痒感


 小児思春期の全年齢層でみられますが、非特異性外陰膣炎の場合、特に10歳以下の乳幼小児に多くみられます。また、性行動が盛んになる14歳以降ではカンジダによる特異性外陰膣炎の占める割合が多くなります。

非特異性外陰膣炎

 非特異性外陰膣炎は、外陰および膣の上皮細胞の細菌による感染と炎症で、二次的因子として下記のものがあります。
①外陰と会陰の不潔に起因した外陰膣炎:排便・排尿時の不衛生な処理(拭き方など)に起因したものです。
②上気道感染症に起因した外陰膣炎:風邪、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃腺炎、気管支炎等に罹患した後1週間以内に、外陰膣炎を起こすことがあります。
③異物による外陰膣炎:ヘアピン、ボタン、貨幣、プラスチックのキャップなどを膣内に挿入することによって、外陰膣炎を起こす事があります。
④尿路系感染症による外陰膣炎:尿路感染症と外陰膣炎は、それぞれが他方の原因になります。
⑤腸管寄生虫による外陰膣炎:蟯虫に感染した場合、蟯虫が肛門の周囲や会陰の皮膚から膣内に迷走し、大腸菌や腸内細菌を膣内に運び、外陰膣炎を起こすことがあります。
⑥原因不明の非特異的外陰膣炎:ウィルスによって起こるものがあるといわれてます。

特異性外陰膣炎

 特異性外陰膣炎は、淋菌、トリコモナス原虫、カンジダ、膣ヘモフイルスなどによる外陰膣炎です。
①カンジダによる外陰膣炎:外陰の掻痒感、凝乳のような白色帯下がみられ、排尿時に疼痛を訴えることもあります。外陰の炎症が会陰の皮膚にまで進展することもあります。
②トリコモナス原虫による外陰膣炎:乳幼小児には希です。思春期前に膣内がアルカリ性になる為、思春期前後の少女にみられることがあります。偶然、尿検査でトリコモナス原虫を発見することもあります。
③淋菌感染症による外陰膣炎:現在ではほとんどみられません。急性の炎症で多量の膿性帯下の為、外陰部は強く発赤腫脹しています。

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