ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは?
エンテロウィルス(コクサッキーA群など)によるいわゆる「夏カゼ」の代表で、乳幼児を中心に初夏~夏期にかけて流行します。
急な発熱、咽頭痛、嚥下困難、後咽頭の病変を特徴とします。年齢が低いほど高熱を合併する傾向にあります。頭痛と背部痛は年長児に生じ、嘔吐と腹痛は25%で発生します。
症状は?
①発熱:高熱が3~4日間続きます。
②咽頭痛:軽い疼痛で始まります。
③口腔内水疱疹:口蓋に紅暈を有する2~3mmの小水疱が数個生じ、破れて潰瘍となり激しい疼痛を伴います。
④合併症:無菌性髄膜炎、熱性痙攣など。
家庭看護は?
高熱に対して解熱剤を使用することもあります。口腔内の症状(疼痛)が強い場合は、飲食ができなくなり脱水を起こしやすいので注意が必要です。柔らかい物等食べやすい物を与え、水分は十分に与えて下さい。
次の診察は?
指示した日、薬のなくなる日などに(大体2~3日おきに)受診して下さい。元気がなくなった、何度も吐く、などいつもと違うぞと思ったら、早めに受診して下さい。