ヘルペス性ひょうそ
ヘルペス性ひょうそとは?
一般に指および足指の単純ヘルペス感染症の事です。小児では、単純ヘルペス1型口腔感染症(口唇ヘルペス)をきたした乳幼児に最もよくみられ、患児が親指または指をしゃぶることによって発症します。単純ヘルペス2型によるヘルペスひょうそは、感染性の性器分泌物への暴露によって青少年に時に発症します。発症に先立ち、暴露から2~7日後に掻痒感、疼痛および紅斑が生じます。切開しても液体はほとんどありません。病変部の切開は治癒を遅らせ、二次性細菌感染症のリスクを高めます。病変および疼痛は約10日間続いた後、迅速に改善し、18日~20日で完全に回復します。
治療として、抗ウィルス剤の軟膏を塗布し、難治性では抗ウィルス剤の内服薬を投与します。