小児科・思春期内科・低身長・二次性徴 // みらいクリニック(スマホ版)

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み ら い ク リ ニ ッ ク
小児科を中心とした地域医療と
思春期医療のクリニックです
(一般内科外来もあります)

休診日:木曜日・日曜日・祝日他
(水曜日は、午後休診です)

熱がある時

体温の測定方法

 一般的なのは腋窩であり、一部の乳児が頚部で測定しています。頚部で測定する場合は、部屋の温度の影響を受ける事があります。
 腋窩では汗を十分に拭き取ってから測定を開始し、水銀体温計の場合は5分以上の時間をかけて測定する事が望ましく、デジタル電子体温計の場合は、測定前に10~15分腋窩を密着させた後に体温計を挿入して測定する事が望ましい。

小児の正常体温

 体温は1日中同じ温度ではありません。朝は低めで、夕方は高めです。
運動をしたり食事をした後は、体温が高くなります。
 乳児は厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまう事があります。おかしいと思ったら、しばらくしてもう一度測ってみましょう。
 思春期以後の女児では、性周期による体温の変化が加わってきます。
 通常は、平熱より1℃以上高ければ熱があると考えてよいでしょう
  乳児(夏):37.02±0.36℃
  乳児(冬):36.71±0.41℃
  幼児(夏):37.01±0.39℃
  幼児(冬):36.94±0.45℃
  学童(夏):36.94±0.32℃
  学童(冬):36.91±0.41℃

熱が出た!

 「熱が高いと脳がやられる」なんて事を言いますが、40℃ぐらいの熱があっても脳はやられませんから安心して下さい。

解熱剤(熱さまし)の使い方

 通常は38.5℃以上の時に使います。但し、38℃以上でつらそうな時は使ってもよいです。5~6時間以上たったらまた使ってもよいです。
 解熱剤には「飲み薬」と「坐薬」の2種類がありますが、同時に使ってはいけません。5~6時間あけてから使いましょう。「飲み薬」も「坐薬」も効き目は同じです。吐く子には「坐薬」を、下痢の時や坐薬を嫌がる子には「飲み薬」を使いましょう。

解熱剤(熱さまし)は一時しのぎ

 解熱剤は、熱によるつらさを軽くする為の薬で、病気を治す薬ではありません。熱を下げる事ばかり気をとられないようにしましょう。

いつから保育所(学校)へ?

 熱があったら次の日も必ず休ませましょう。夜中に熱があった翌朝、熱が下がっていたので行かせた、というのは無謀です。
 薬がない場合には、保育所(学校)を休み、昼間(診療時間内)に受診するようにして下さい。

家庭での看護

①熱の放散をよくする為に、寒くない程度に薄着にしましょう。
②水分を十分に摂取させましょう。
③冷たいタオルや氷枕で頭を冷やしたり、氷嚢で両脇や股の付け根を冷やすと効果的です。でも子どもが嫌がる時は無理に冷やさなくてもいいです。
④消化のよい物を食べさせましょう。
⑤熱がある時は、お風呂を避けて安静にしましょう。

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